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年を越してしまった。もう2012年だ。平成24年だ。消費税増税だ? それはどうなるのかわからないけど、1月は気合いを入れてるイベントが2本決まっている。これが盛り上がらなかったら伸び放題の髪を切って、むしろ刈り上げて坊主にしてやろうくらいの気持ちでいる。 そのうち1本について、公私混同になり過ぎない程度に趣旨説明をさせていただこうかなと。 イベントタイトルには、ジョジョの奇妙な冒険からの借用?とも勘繰れる名前を付けているが、もちろんジョジョからの借用、ではない。 昨年、数は多くないけれどもそれなりの数のイベントを打ってきて、毎回反省があって色々考えた。そして「人は何を求めてライブに行くのか?」ということを考えた。 単純に楽しいから、好きな人に会いに行く感覚、友達付き合いの延長線上、これから世の中に出て行きそうな未知の存在と出会えることへの期待・・・などなど、理由は人それぞれにあるだろうが、それらをひっくるめて出した結論が『体験』という一語。 CDが売れないと言われるようになって久しい。でもそれはCDじゃなくても音楽をユーザーに届けるツールが普及したからだと思うし、逆に言えばユーザーはCDというソフトにお金をかけなくても音楽を楽しめるようになったということだ。 詰まるところビジネスモデルが変わってきているというのが事の本質であって、音楽の魅力が落ちているとか(その面も無きにしも非ずとは思うが)、ユーザーの意識の低下だとかいうことではないのだと思う。 ではユーザーがお金を払うだけの価値を見出せるのはどこか?何か?という話になった時、真っ先に思い浮かぶのがライブだ。その場その時の体験というものは所持もコピーも出来ない。だからこそお金を払う価値がある。 (CDとライブにおけるアーティスト収益に関しては、はぐレ企画のサイトにアップしているインタビューを参照していただけるとわかりやすいかと) もっと言うと、CD(配信含む)が売れない以上、魅力のあるライブが出来ないミュージシャンはますます食いっぱぐれて行くということになる。 とはいえ、全てのミュージシャンがライブ活動をしているわけでも出来るわけでもないし、この理屈が全てではないのだけれども、そこはまた別の機会に語りたい。 と、ここまで来てやっと本題に戻るのだけれども、今回のタイトルはお客さんに価値のある体験を届けることをテーマに命名したわけだ。生で観て良かったと思えるライブ、逢えて良かったと思えるバンドマン、そこを基準に出演者を厳選したつもり。 普段チケット2000円くらいのイベントに出てるバンドが多いので、2500円というチケット代は高く感じるかもしれないけど、それだけの価値が見出せると思うし、そう思ってもらえなければ企画の負け。もっと言いたいこともあるけど、そこは敢えて自粛。 あ、でも今回の出演者は1月はこの1本だけしかライブが決まってないか、決まってても地方でしかやらないところが多いので、好きな人たちは絶対見逃さない方がいいよ。これはホント。 新年1発目の、今月この時にしか味わえない体験を是非、ですよ。 Zher the ZOOのスケジュールを見てピンと来た方は是非遊びに来てくださいな。 PR |
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過去2回、ライブハウスの抱えている問題について書いてきたが、今回は今後のライブハウスはどういう道を取るべきかを考えて行きたいと思う。
まず結論から述べてしまうと、個人的にはこれまで取ってきたシステムを大幅に変更、破壊して一般客を増やしていく方向と、これまで以上にセクト化していく方向しかないのではないかと考えている。 まず前者についてだが、具体的な例を挙げて考えてみようと思う。 個人的にいつも動向が気になっている四谷OUTBREAKが、先月から入場無料ライブを始めた。小さなバースペースでのライブならば入場無料で投げ銭制を取っているイベントもそれなりにあるが、キャパ200人のハコでフリーイベントをやるとなると、その日の必要経費を賄うだけでもなかなか大変だ。かなりの大冒険であるのは間違いないが、このイベントをやることで、毎回来る人が決まってしまっているライブハウスの客層をもっと拡げていこうというOUTBREAKの意気込みが見えてくる。 実際どこの馬の骨とも知れないバンドを観るために1500円~2000円ほどのチケットを買う気になれない、という意見は昔っからあるし、そこに相応の価値を見出してもらえないのはハコと出演者の双方に努力が足りないと言われても仕方のない部分だ。 「だったらタダでいいから、とにかく1度来てみてくれよ!」というイベントを打って、そこからリピーターを増やして行こうという戦略は、確かに1つのやり方としてありだろう。 これは赤字を出すリスクは当然背負わなくてはいけないが、やはり無料ということで人を集めやすいというメリットがある。そこからリピーターを獲得できるかはまた別の努力が必要だが、その点においてもOUTBREAKは色々と工夫しているようだ。 椅子を出し、フードも出し、再入場もOKとなっている。ライブハウス初心者にもかなり優しい感じだ。 恐らくほとんどのライブハウスにおいて、月のうちの何本かは赤字の日があることを考えれば、そういう日を始めから店のアピールのために使ってしまう方が、同じ赤字であっても後々に繋がってくる部分に差が出てくることは十分に考えられる。 当事者たちの意識がどうであれ、これまで「閉じた場所」だったライブハウスをもっとオープンにしていって一般顧客を増やしていく方法、これが道の1つだろう。 そしてもう1つはよりセクト化していく、つまりさらに閉じた方向へ進む道だ。 そもそも統計的に考えて、音楽を自宅やiPodなどで楽しむ人と、実際にライブ会場に足を運んで生で楽しむ人の比率は、圧倒的に前者が多いことはわかりきっていることであり(もちろんその理由にチケット値段の問題も含まれていると思われるが)、むやみに客の絶対数を増やすことを考えるよりも、最大公約数の動員できっちり利益を得られるようなシステムを考えていく方がリアリティがあるのは確かだ。 その為には少々値が張るかわりに、それ相応の充実した体験を提供していく必要がある。演者には当然高いクオリティが要求されるし、店には見栄え、サービス、飲食物の味などを厳しく吟味する義務が生じる。 考えてみれば当たり前のことなのだが、この業界は少々変わっていて、良い演者が出さえすれば、汚くて店員の態度が悪い店にもお客さんがやってきたりするのである。それなればこそ、明らかに他所よりも店のレベルが高いというライブハウスがあれば、そこは他と差別化を図れるはずだと思うのだが。 例えば大物歌手のディナーショーなどを見てみるとどうだろう。豪勢なホテルで手の込んだ料理と酒を味わいながら歌やトークを楽しむという内容で(きっとお土産なんかもあるのだろう)、3万円から4万円がザラの料金設定が普通にまかり通っている。 当然それだけの料金を払って足を運ぶ余裕のある層を相手取っての商売だからこそ成立しているわけだが、逆に言えば相応のサービスが保証されているのなら高い金を払ってもいいという客層は絶対にいるのである。 ライブハウスのレベルでチケットが3万も4万もするイベントを組むのは無謀だが、普段はチケット2000円前後のイベントに出ている演者を呼んで、2500円~3000円のイベントを組むことは出来るし、やり方次第でちゃんと動員も出来るはずである。 ・・・とまぁ、ここまでの話を要約すると、ライブハウスが今後目指していくべきはディスカウントストアなのか、高級店なのかということだ。(ただしここで主な対象としているのはキャパ200~300くらいの規模で、現状あまり上手く行ってないという店の話なので、必ずしも全部の店が変わるべきとは思っていない) どちらの道を取るべきかは、立地、内装、設備などの点にかなり左右されるので一概には言えないが、恐らく大多数のライブハウスはディスカウントストアを目指していくしかないと思っている。だがそうなると現状では顧客の数が圧倒的に足りないし、ライブハウスが本気でその方向を目指して変わって行ったとしても、劇的に客足が伸びるとは考えにくい。結局ある程度の淘汰は避けられないというのが個人的な予想。 ただし前回の記事でも書いたが、この業界は必ずしも理によって動いている人ばかりで成り立っているわけではないので、むしろそうでない人が多いので、意外とみんなしぶとく生き延びていく可能性も十分に考えられるが・・・ それはさておき、自分自身の職場に関して言うと、今後は高級店を目指したいという意識がある。もちろん若い人たちにも継続的に出演して欲しいし、若いお客さんにも来て欲しいのだけど、やり方は変えて行くべき時期に来ていると感じる。 それに若いお客さん=金を持っていないという考えも間違いで、それは昨今の大型フェスの盛り上がりを見れば一目瞭然だ。「この日は絶対外せない」というイベントがあれば、何を置いても駆けつけるというバイタリティのある連中はそれなりにいるのだ。コミケだってそうじゃないか。 そういう年1回規模で何万円も使わせるようなイベントではなくとも、もう少し小規模で質の高いイベントを質の高いサービスと共にコンスタントに提供できるようにしたい。 質の高いサービスを提供するという点においてはまだまだ課題は山積みだが、自分がお客さんだったらという意識を常に持って励む所存。 頑張るのです。 |
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前回からだいぶ間が空いてしまったが、ライブハウス事情についてのお話をば。
この前触れたのは主にライブハウスの数が多すぎるという点について。ミュージシャンの数、そしてお客さんの数に対するライブハウスの数が多すぎるが故に、儲からない、面白くない、という状況に陥っているのである。 というのが前回の話。 今回は最近ツイッター上で再度火のついた「チケットノルマ」についての話でもしてみようかと思う。 時にライブハウス最大の悪業として非難の的になるチケットノルマだが、そもそも何故出演者が集客ノルマを課せられるという制度が生まれ、それが定着していったのだろうか? 古い記事だが、フリーペーパー『音楽主義』の8号に載せられた平野悠氏(LOFT PROJECT代表)へのインタビューを抜粋してみよう。 ―現在(このインタビュー記事が掲載されたのは2007年)ライブハウス文化は隆盛と言われてますが、場所を提供してお金を得ている単に"貸し小屋"になってるんじゃないかという見方もありますね。 上記の言をかいつまんで言うとこういう事だろう。 まだ無名で売れてなかった時代から世話を焼いていたミュージシャンが、売れるとライブハウスには出なくなる。つまり客を呼べないミュージシャンしかライブハウスに出てくれないので、ライブハウスは全く儲からない。だからチケットノルマをかけるようになった。 これがライブハウス側の言い分ということになる。 そしてこの理屈の中に、そのままライブハウスが持つ致命的な欠点が隠されている。 詰まるところライブハウスは儲けを出さなくてはやっていけない、ということだ。商売である以上当然のことなのだが、ライブハウスの人間とて霞を食って生きていけるわけではない。 「我々は文化を発信するのが仕事なのだから儲けなど二の次で構わない」というスタンスでやっている人間も少なからず存在するが、人件費や機材維持費などが賄えるだけの最低限の儲けはどうしても必要になってくる。 食っていくためには仕事をしなくてはならないし、仕事をした人間に給料を払うためには売り上げがなくてはいけない。 この点と合わせて、前回触れたライブハウスが増えすぎたという問題を照らし合わせると、現在多くのライブハウスが陥っている負のスパイラルが明確になってくる。 ライブハウスが増えたことにより、客を呼べる=儲けの出せるミュージシャンとライブハウスの比率が崩れてしまった。だがライブハウスは儲けが出ようが出まいが、営業しないことには仕事にならないのでとにかく営業する。結果的に質の低い興行が増える。お客さんが減る。 これが今のライブハウス業界の現状だ。 こういった状況で潰れていく場所も当然あるが、それでも多くのライブハウスがギリギリのラインで持ち堪えられているのは間違いなくチケットノルマ制のおかげだと思うし、それを「悪」とする意見に100%説得力のあるの反論は出来ない。 実際ライブハウスで働いている人間でも、積極的にノルマをかけるべきという人より、そうせざるを得ないからノルマをかけているという考え方の人の方が多い気がする。(これは私が自分で見てきた人、話をしてきた人を元に判断しているので、全体像としては確信はないが) 逆にミュージシャンの側からすると、どんなメリットがあってライブハウスという場所を利用して表現活動を行っているのだろうか。少なくともノルマを払ってライブをするという事を受け容れて活動しているミュージシャンがそれなりにいなくては、もうとっくにライブハウスの数は減少傾向にあるはずである。 ということは、ノルマを払ってもライブハウスに出演する価値がある、少なくともそう考えている人が多少なりともいるということだ。 ざっと考えられる点としては ・大音量が出せる ・機材が揃っている ・スタッフが揃っている ・対バンで面白いミュージシャンと出会えることがある ・所謂業界人ににライブを観てもらえる可能性がある などといったところだろうか。 1番大きな点はやはり音量だろう。特にロックバンドなどは大音量が出せなくては面白くないし、大音量を出しても大丈夫な環境というのは探してもなかなかない。昔と違って公共の場でロックのライブなどは、ほとんど不可能な状況になってきている。 きちんとしたステージの上で、大きな音を出して演奏するのが気持ち良いからという理由だけでライブハウスに出演しているバンドマンも中にはいるようだ。つまりそういう出演者にとってノルマとはホールレンタル料であって、はじめから集客のリスクを負うという感覚ではないのだろう。 機材が揃っているという点も大きい。マイクや楽器くらいは自前の物を持てても、アンプやドラムセットといった大物は所有するのが大変だし、持っていてもライブの度にそれをどこかへ運び出すというのは結構な大仕事だ。始めから機材が揃っている場所でライブが出来るというのは、労力の面でかなりプラスなのは確かだろう。 スタッフが揃っていることの重要性は音楽性やライブの規模により変化するだろう。確かに専門の音響、照明オペレーターがいるに越したことはないが、例えばアンプラグドライブにおいてのPAの必要性はさほど高くない。 むしろその相手がどんな人間かという部分が重要な点だろう。 例えばキャパシティ、機材、ノルマ、家からの距離などが全く同じライブハウスが2件あったとしたら、選ぶ条件はスタッフの能力、人柄が決め手となる。 逆に言えば「あそこのハコは音は悪いけど〇〇さんがいるから出る」という場合もあるし、そのような例はむしろ少なくないようだ。 対バンでの出会いに期待する面については、大きく意見が別れるかもしれない。対バンのライブは全く観ないし、打ち上げにも参加しないというミュージシャンも増えている。 一方でミュージシャンには不器用な人間が多いのも事実で、元々友達もあまりいない。だから歌を唄うようになった。そうしてライブハウスに出演している内に友達が増えた。でもプライベートでは相変わらず友達が出来なくていつも浮いている。ライブをしている時が1番楽しい。というタイプの人間はいつの時代もいるようだ。 業界人云々については正直わからない。可能性として挙げてみたが、そこにメリットを見い出しているミュージシャンがどれくらいいるものか・・・ と、ここまでライブハウスとミュージシャンそれぞれの視点に立ったつもりで書いてきたが、ここで1つ興味深い記事を紹介したい。 バンドマンが変わればライブハウス業界が変わる この記事は非常に合理的な視点に基づいて書かれているので一読の価値はある。もし全てのミュージシャンがここで言われているように意識改革したら、確実にこの業界は変わるだろう。 だが先に書いたように、この世界には不器用な人間が多いのも事実。むしろ非合理が大好きな人間が多いと言った方が正しいかもしれない。それはミュージシャンに限らず、ライブハウスの人間もそうだ。「面白そうだから」という理由で赤字覚悟の企画があちこちで立てられている。そういう世界なのだ。 きっと現在のライブハウスの存在意義とは音楽文化を発信することではなく、非合理的にしか生きられない人間の受け皿としての部分が大きいのではないだろうか。 そういうことを言うと反感を買うかもしれないが、自分自身を振り返ってみてそういう部分が無いとは言い切れないのも事実なのだ。 音楽ビジネス自体が大きな地盤沈下を起こしている昨今、ライブハウスもその影響を避けることはままならないが、ある特定の人々のための「居場所」という存在意義があるのなら、ライブハウスは今後もなくなることは決してないだろうと思う。 なんだかチケットノルマの話から脱線してしまったが、要するにこの問題を理屈で解決するのは不可能なのだ。私もここで何らかの解決策を出せるとは思っていない。 ただライブハウスの人間として一言言わせてもらうなら、ノルマにしろギャラにしろ、どうにかしようと思えばどうにでもなるものなのである。 あとは自分で考えよう。 |
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10月2日、メリディアンローグのワンマンライブを観に、下北沢MOSAiCにお邪魔してきた。
現在はフリクルという新しい音楽ビジネスモデルを立ち上げ、本気で音楽業界の構造改革に向けて活動している彼らのワンマンライブということで、通常のライブレポとは違う視点で綴っていこうと思う。 MOSAiCに着いたのは開演予定時刻ちょい前くらい。1Fカフェにはすでにたくさんのお客さんの姿があり、B1Fに降りてみると案の定その数倍のお客さんがホールにひしめいている。 目算で100~120人といったところか。MOSAiCのキャパは200人とのことだが、あと80~100人も入れるような感じではとてもない。かといって身動き一つできない、息をするのも辛い、というほどギュウギュウなわけでもなく、程よい一杯感。 ただ正直なところ、もっと人がいるだろうと予測していた。ソールドアウトもあり得るくらいの気持ちでいた。去年までメジャーで活動していた実績もあるし、「これからのミュージシャンは音源ではなくライブを商品するのだ」という主張を掲げてフルクルを運営しているバンドのライブである。当然ながら下手を打つわけには絶対にいかないところ。いや、対バンイベントではなくワンマンということを考えれば、下手を打たないというレベルではなく、大事な稼ぎどころと考えるべきだろう。 それでこの人数は果たして多いのか少ないのか。判断基準は立場により違ってくるだろうしなんとも言えないが、多すぎはしないというのが個人的感想。 とはいえチケットの値段は前売が3000円、当日3500円。ゲストや関係者などを除いた実動員が100人だったと仮定して、うち9割が前売でチケットを買ったとすると・・・ (3000円×90人)+(3500円×10人)=305000円が主な売り上げとなる。 MOSAiCのホールレンタル料金がわからないのでなんとも言えないが、同じ下北沢のライブハウスでキャパシティ的にも近いCAVE BEがWEB上でホールレンタル料金を提示しているので、そちらを参考にして考えてみることにする。 この日は日曜日だったのでレンタル料金が200000円として、それ以降が演者の取り分とすると105000円のアガリとなる。 ライブ1回で100000円を超えるアガリが出るならばインディーズのミュージシャンとしてはまずまずといったところだが、チケット3000円の設定で100人以上お客さんを呼んで、手にできるのが売り上げの3分の1程度(実際にはゲストを含む動員数×ドリンク代の売り上げが加算されるため、店の取り分は上記の計算よりも多いはず)というのは少々合点がいかないかもしれない。 いずれにせよ、ここで出した数字は全て仮定のものなので、それが多いか少ないかについて第三者があーだこーだ言っても仕方がない。 重要なのは同じ金額を稼ぎ出すのに、メジャーレーベルに所属してCDを売るのと、インディーの立場でライブをするのでは、回収率が天と地ほども違うということ。 海保けんたろー氏へのインタビュー記事でも試算してみせたが、メジャーの若手バンドがCD1枚の売り上げに対してもらえるのはせいぜい4%~7%程度である。それで100000円を稼ぎ出すには1000枚近い売り上げが必要だが、インディーの立場で打つライブならば100人の動員で達成できる。この差は大きい。 実際の数字は多少誤差があるだろうが、この日メリディアンローグは、メジャー時代にCDを1000枚前後売ってやっと得た収入を1日で稼いだことになる。 現在フリクルのメルマガ読者数1位のバンドとして、ひとまずモデルケースたる実績を作れたのではないだろうか。 生々しい話はこれくらいにして、実際のライブの内容についても言及していこう。 まずオープニング。メンバーが登場する前に楽屋に音声を繋ぐ、というところから始まる。コント仕立ての小ネタで場の空気を軽く和ませてからメンバー入場。 自分はメリディアンローグのライブは初めてで、曲に関してもフリクルで配信されているものしか聴いたことがないので、あまり細かいことは言えないのだが、やはりメジャー向きのバンドだという印象を持った。 色々と変なコード進行や転調の仕方などあるのだけど、全体的に仕上がりはポップ、それも非常にJ-POP的なポップだ。演奏もみんな上手い。こういうバンドほど上手い下手の差が如実に出るもんで(これはライブハウスの人間としての意見)、その点は大いに評価したい。 途中、ターンテーブルを駆使した曲、普段やらないインスト曲、アコースティックセットのコーナーなどあり、ワンマンならではと言える変化に富んだセットリストだった。 ライブとはまた別に、照明が非常に素晴らしかった。前に知人からMOSAiCは照明がいいと聞いていたけど、本当だな。何よりも曲にぴったり合わせてくる演出が見事。 メリディアンローグは現在やれることは全部自分たちでやっているはずだが、この日は専属のオペさんでも付いてたのかしらん? 最近よそのライブハウスに行くと、ついつい照明をチェックしてしまうのである。外から最もチェックしやすい部分の1つだし。 今日の印象は正直「負けた」である。悔しい。自分は照明オペではないが悔しい。うちも負けてらんないですよ照明さん! ・・・そんなこんなで過ごした2時間ほどのワンマンライブ。自分は色々と考えながら観させていただいたが、きっと本人たちにはあっという間だっただろう。いい表情でやっていたもの。 ぶっちゃけて言えば大好きなタイプの音楽ではないのだけど、とても良いライブを観られたと思っている。 欲を言えばホールにバーカウンターのあるライブハウスが良かった。飲みながら観たかったな。個人的にはそこが1番残念な部分だったかも(笑) なにはともあれお疲れ様でした。 |
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先月末、新宿にあるライブハウス「たかのや」が閉店した。少し前に11月一杯で閉店するという話をTwitter上で知り、驚きながらもそれなら閉店前に遊びに行こうと決意していたのが、それも叶わぬまま予定を3ヶ月繰り上げての閉店。
残念である。 たかのやは2008年9月、はぐレ企画の3回目のイベント『サブカルヒステリーアワー2 劇場型音楽テロリズム』で使わせていただいた思い出深いライブハウスだ。 このイベントは自分にとっても1つの転機となるものだったと思っている。とはいえ、今更3年前のイベントについて手前味噌な回想を語るのはこの項の趣旨ではないの省く。 ライブハウスの経営というのは大変にシビアなものである。たかのやの閉店理由について、公式発表では「諸事情により」という言い回しが使われているが、やはり経営が苦しかったという部分は小さくなかったのではないかと想像する。 別にたかのやの経営姿勢が良くなかった、やっているライブが面白くなかったなどと批判するつもりは毛頭ない。そもそもそこまで言い切れるほど足繁く通っていたわけではないのだから。 私自身も現在はライブハウスに勤務する身であり、今この業界全体が危ぶまれているという話をよく耳にする。そしてその危機をリアルに感じる時というのは決して少なくない。だからそう思うのだ。 それはそうと、そもそもライブハウスとはどのようにして収益を上げているのか。何故儲からないのかを考える前に、実に根本的な部分をここでおさらいしてみよう。 店やイベントにより多少差はあるが、基本的にライブハウスの収益となるのはチケットと飲食物の売り上げだ。映画館などと同様と考えても構わないだろう。 お客さんは観たい公演がある日にチケットを買って入場し、中で飲み食いがしたくなったらさらにお金を出してフードやドリンクを買うわけだ。 一つ例示してみよう。 チケットが2000円+1ドリンク500円(ライブハウスの公演は入場時に1ドリンクオーダーが義務付けられている場合が多い)かかる公演にお客さんが50人来て、そのうち半数の25人がドリンクを1杯おかわりしたとしよう。(ここではドリンクは500円で統一して考える) つまり(チケット2000円×50枚)+(入場時ドリンク500円×50杯)+(セカンドオーダー500円×25杯)=137500円がその日の売り上げとなる。 これくらい売り上げれば1日に勤務するスタッフが5人程度(受付、ドリンクカウンター、PA、照明、ブッキング、等々)のライブハウスであれば、人件費、光熱費、フード、ドリンクの原価などを差っ引いても、まぁなんとか黒字にはなるであろう。 が、そうは問屋が卸さないのがライブハウスの経済システムなのだ。1日の売り上げのうちの大半を占めるチケットの売り上げは、ライブハウスが独占するものではなく、出演者と共有するシステムが取られているからである。店、出演者、集客数などにより率は大きく変わるので一概には言えないが、ここではワンマン公演だったと仮定して、チケット売り上げの20%が出演者に渡る形で精算したとしよう。 するとチケット2000円×50枚=100000円のうち20%、つまり20000円が売り上げから引かれることになるので、その日の最終的な売り上げは117500円ということになる。 どうだろうか。ちょっと厳しくなってきた感じだ。とはいえ、これはあくまで一例、それも比較的良い例である。観客動員が20人、30人の時もあるし、もっと少ない時もある。もちろん多い時もある。だがキャパ100人~300人程度のライブハウスで、1日平均50人の動員をキープしている所は恐らく少数、それもかなりの少数であろう。 これは現場の人間として、そして長年ライブハウスで遊んできた人間としての感覚であり、恐らくそうは間違っていないであろう。となれば赤字を叩く日も決して少なくはないということだ。 赤字が増えれば当然経営を続けるのは難しくなる。中には閉店する店も出てくるだろう。(繰り返すがたかのやが赤字続きだったなどと中傷するつもりはない) 何故そこまで観客動員が伸びないのか?理由は色々考えられるが、その1つにはライブハウスの数が増えすぎたことにあると私は考えている。 全国のライブハウスやコンサートホールを紹介するLiveWalkerというウェブサイトがあるので、良かったらそちらをご参照いただきたい。 このサイトに登録されている全国2700軒余りの会場のうち、なんと700軒以上が東京に集中している。と言っても、中には既に閉店しているお店や、ライブ営業をごく稀にしかしていないバーやレストランタイプのお店なども含まれるので、ライブハウスの実数はそこまでではないだろう。 が、それにしたって東京の一極集中ぶりは異様である。これだけの数が集まってしまうと、それぞれの店が出演者を確保するだけでも一苦労だ。当然ながら出演者も無しに興行は打てないし(観客参加型のイベントも無いではないが)、打てたとしても魅力のある演者ばかりに出演してもらえるわけではない。 映画だったらフィルムのコピーが出来ても、人間をコピーするわけにはいかない以上、そしてライブハウスがこれだけ多く存在している以上、全てのライブハウスが魅力ある演者ばかり呼んで公演を打ち続けるのは不可能に近い。必ずどこかにしわ寄せが来る。 例えばたかのやがあった新宿に限定してLiveWalkerで検索してみると、そこだけで123件が該当した。「西武新宿線」といったワードで引っかかっている区外のお店もあるので実数はそれほどではないにしても、やはり結構な数である。 実情は色々あったにせよ、たかのやを始めとするここ数年で閉店したライブハウスの多くは、こうした実情によって起こる熾烈な競争に疲弊していた部分は確かにあったことと思う。 できれば酒でも酌み交わしながら店長さんに話を聞いてみたいものだが・・・ さて、ここまででライブハウス業界を取り巻く危機、その一端はなんとなく感じられたのではなかろうか? さして推敲もせずにつらつらとライブハウスの実情を綴ってきたわけだが、ここに書いたのはあくまでライブハウスが抱える問題の一側面に過ぎない。今回は比較的「弱者」の側面を強調した内容となったが、世の中にはライブハウスを搾取する「強者」として批判する声もある(強者というよりハイエナレベルの扱いをしている手厳しい批判もある)。 この話はシリーズ化して、次回はそういった側面からの話を書ければと思う。 いつになるかはわからないが、出来るだけ熱の冷めないうちに書いていきたい。 |
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さて、久しぶりのはぐレ企画主催イベント『多摩り場』まで残り2週間を切った。
昔だったらこれくらいの時期はもう毎日そわそわしていたものだが、今は日々の生業としてライブハウスでの業務に携わっているせいか、平常心が保たれている。悪く言えば緊張感がない。 イベント詳細については、すでにはぐレ企画のオフィシャルサイトで告知済みだが、おさらい+補足の意味も込めてこちらで再度触れて行こうと思う。 ライブアクトは全4組。 MANDOGはバンドでの活動が主だったが、最近ソロ形態に移行。個人的にはクラウトロック、とりわけマニュエル・ゲッチングあたりを彷彿とさせる。 思想ある即興音楽でありながら、決して前衛を追求しているわけではなく、ノリが存在する音楽。リラックスして聴いていただきたい。 トランヂスターは平成の傾奇者、桜田雅大を中心とする3ピースロックンロールバンド。どこかパンクスっぽさを感じさせるのに、やたらと人懐っこい桜田のキャラクターが好印象だ。 個人的に以前から繋がりがあったのだが、公私共に今回が初めてのオファーとなる。楽しみというより緊張する。 森川祐護は自分の中ではもう「言わずと知れた」存在。バンド、弾き語り、双方のスタイルにおいて、歌いながら弾くには異様にハイレベルなギタープレイを涼しい顔でこなし、それでいて観る者には「凄い感」よりも「オシャレ感」を印象付けるポップギターヒーロー。この日も魅せてくれるはず。お楽しみに。 スナックゆとりは今回の最若手。ゆとり世代がお客さんにゆとりを届けるために熱唱いたします。多少お下品な部分があっても笑って許してね。 その他に絵の展示で参加してくれるChiko_ckさん。今回のチラシのデザインも彼女の手によるものです。ありがとう。私の素人DJと合わせて転換中にお楽しみください。 そんなこんなで18日は東京の田舎、日野でお待ちしております。 どうぞよろしくお願いします。 http://www.hagurekikaku.com/event/tamariba.htm |
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だいぶ遅くなってしまったのだが、仕事で書いたライブレポが字数制限で色々と書き足りなかったので(要するにまとめられない自分の力不足なのだが)、こちらで私情込みのレポを書かせていただこう。
お題は6月28日、Zher the ZOO YOYOGIで行われた『ホラ吹き団長と秘密のサーカス』。 簡単にこのイベントの経緯を説明すると、今回の3組(井乃頭蓄音団、▲s、ツィゴイネル曲芸楽団)でブッキング希望といった日比谷カタン氏のツイートがあり、やってみようと動いてみたら、なんと日程が合ってしまったという話。奇跡的? 大人の事情により、今まで自分が組んだ中でチケット最高値のライブになってしまったが、それでも多くのお客さんに来ていただけた。ありがたや。 ライブは井乃頭蓄音団から。 松尾さんは事あるごとにソロでZher the ZOOに出てくれていたのだが、バンドフルメンバーでの出演は1年ぶりくらいだろうか。あの頃とは面子も変わってるし、今の井乃頭蓄音団というものがどうなっているのか、俺も全然わかってなかったんだけど・・・ これが予想を遥かに上回って良かった。簡単に云えば熱気。今日の松尾さんはロックスターだったよ。お客さんもノリが良くてワイワイ盛り上げるから、バンドも上手い具合にそこに乗っかって、どんどん熱気が出てくる。まさかこんなにロックなバンドだったとは。なによりロックな音の方がより井乃頭蓄音団のエッセンスを感じられるものだとは思わなかった。 井乃頭のエッセンスと云えばやっぱり歌詞。切ない。ずっこけてて、かっこ悪くて、とにかく切ない。こういう歌はフォークな感じが合うと思ってたし、実際これまで弾き語りの形で何度も観てきたから、そこに疑問の余地はなかった。 でもロックな音に乗せて聴くと、むしろこの哀切感が増幅されるという意外な事実。きっと「シュール」なんだろう。フォークな音にあの歌だったら、普通に相性の良いもの同士で1+1=2の効果しか生まれないが、ロックな音だとどことなく違和感があって、逆に歌詞の存在感が浮かび上がって、効果が3にも4にもなる。面白いな。 井乃頭のおかげですっかり空気が温まったし、今日のイベントの起爆剤になってくれたと思う。自分の想像を超えるライブをやってもらえるのは本当にブッキング冥利に尽きるというもの。ありがたや、である。 お次は▲s。ステージではなく客席からポンポコ登場し、ゆるゆるとステージへ向かう。コント仕立てで始まるライブ。うむ、今日もゆるい雰囲気だ。音楽は東欧的でとてもホットな雰囲気なのに、それらと彼らの持つゆるい雰囲気が殺し合わないのは何故だろう?人徳?多分同じことやってても、外しちゃうとこは思いっきり外してしまうと思うのよね。▲sはそれがない。ゆるさがきちんとキャラとして成立している。素敵よねぇ。ずるいわよねぇ。 とはいえ、盛り上げるとこはちゃんと盛り上げる。今日はツィゴイネルと対バンてことで、久しぶりにタカダアキコとコラボレーション。最近はサフィさんばっかり観てたもんだから(好きだけど)、久しぶりに小柄、はしっこい系のダンサーとのコラボは新鮮だったな。実はアキコさん初見だったわけだが、この人のダンスはスピーディかつ重みがある。重いっつうのはふわふわしてないってことで、曲線的な動きなのに直線を感じさせるってことかしら。観ててベリーダンスに対する意識が変わった。 その後は男性諸氏お待ちかね、ムッチリムハムハサフィの登場。今日もダイナマイトなバディを振りまくよ。この人の場合は単純に肉体のボリュームが観る側に重量感を伴って迫ってくる。ゆさゆさ(((´▽`))) 安心の▲s節を堪能させていただいた。 そしていよいよツィゴイネル曲芸楽団の登場である。知らない人もいらっしゃると思うので簡単に紹介。 ツィゴイネル曲芸楽団は中ムラサトコ(歌、足踏みオルガン)、タカダアキコ(ダンス)、おこたんぺ(ジャグリング)、日比谷カタン(ギター)、向島ゆり子(ヴァイオリン)、吉田悠樹(二胡)、平井ペタシ陽一(ドラム)、ドゥイ(映像)によるサーカスのようなバンド。小さな渋さ知らズみたいなもんかもしれない。元々は何かの舞台のために結成されたんだとか。だからライブハウスに出演すること自体がレアな集団。詳しくはこちら 自分自身も初ツィゴイネルだったわけで非常に楽しみだったのだが、転換中にドリンクカウンターに行列が出来てしまい、忙しくて前半はほとんど耳だけでライブを聴く羽目に。あああああ。まぁ後半はちゃんと観られたけど。 結論から言うと、もう感動した。凄い顔ぶれだし、もちろん良いライブになるとは思っていたが、何せ濃いし人数も多いし、なんというか玄人向けな内容になるんだろうなと想像してたんだけど、もう素直に凄かった。 タカダアキコ、おこたんぺによる身体表現、向島ゆり子、吉田悠樹による妖艶なストリングス、集団の中にあっても特異な存在感を放つ日比谷カタンなど、見所は色々あったんだけども、本当に心を打たれる表現というか、率直なパワーを感じたのは中ムラサトコの歌。サトコさん本当にぱねぇ。 今日のライブを観て思ったのは、やはりライブは身体表現ありきということ。身体表現と言うのはダンスやジャグリングなどの狭義の話ではなく、楽器を弾く、歌うといったことを含めて。結局電子音楽でもない限り、演奏とは肉体的行為であって、そのレベルが高くなければ感動はあり得ない。 例えばギターの速弾きはスポーツか芸術かなんていう低次元な話がある一方で、文字通りのサーカス(シルク・ドゥ・ソレイユみたいな)を観て、こんなのはただのスポーツだと怒る人はあまりいないと思う。 優れた身体表現はそれだけで感動を生む。逆に言えば、低レベルな身体表現を通して高度な精神性を表現するのは難しい。 本当に優れた演者たちによる、優れたライブに立ち会えたことを感謝したい。自分のライブ観戦史の中でも稀に見る内容だった!! |
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「秋葉原PAGODA FINAL PARTY ~15年間の感謝と愛を込めて~」
ということで、行ってまいりましたPAGODA最終日。15年前といえば、まだ萌えの街として定着する以前のことだろう。その頃からアキバで営業していた歴史あるライブハウスが、錦糸町への移転に伴い、この日で閉店となる。 個人的にPAGODAに対しては、さほど深い思い入れはない。ここにライブを観に行った回数も、恐らく2桁に上らない程度であろうし、イベントを打たせてもらったりとか、特に仲のいいスタッフがいたわけでもなし。とはいえど、それなりに知っているライブハウスが閉店で、ゴロバンが出演して、しかもチャージフリーとなれば、まぁそりゃ行くわな(´ー`) お店に到着したのは17時少し前。すでに店内は出演者とお客さんが入り混じって、ざわざわと、ざわざわとしていたのだが、すぐにゴロバンのメンツがこっちを見つけて駆けつけてくれた。相変わらず礼儀正しくてステキな方々。 タイムテーブル的には16時半オープン、17時スタートとのことだったが、聞けば店長が遅れていて押しているらしい。なんてフリーダムな・・・ やがて店長到着。轟々のブーイングの中(笑)オープニングの挨拶が始まる。 続いて店長の紹介により、PAGODAの創設者である初代店長(故人)のお父上が登場し挨拶された。なんでも前日に急にオファーを出して来てもらったんだとか。なんてフリーダムな・・・ ちなみにこの日はチャージフリーに加えてドリンクフリー。入場時のワンドリンクチャージすらない。持ち込みも自由。むしろ歓迎という体。なんてフリーダムな・・・ その後もしばしうだうだしつつも、ようやく最初のアクト、佐藤歩がステージに上がる。 店長曰く「PAGODAはちゃんとした音楽もやってるんだよ」とわかってもらうためのオープニングアクトらしい。これ以降はイロモノらしい。なんてフリーダムな・・・ だがその言葉に嘘はなかった。初めて観たけど、佐藤歩のステージ、素晴らしかった。ボディヒットの音をループさせて4つ打ちリズムを作り、そこにゴキゲンな歌と演奏が重なれば、おお、もうそれだけでアゲアゲやないのお姉さん。かっこええ。 そう、かっこいいって素直に思った。演奏が上手いのもノリがいいのも大事だけど、その音楽が様になっている。自分の音楽を体現できている。だからかっこいいんだと思う。 それでいて最後にやったウクレレの曲が実に泣かせる感じで、この落差がまた憎いねコンチクショウ。 次に店長曰く「汚ねぇ乞食」ことフライングダッチマン。名前は聞いたことあるがこちらも初見。都合によりフルメンバー揃わなかったそうだが、PAGODA連合軍による特別混成チームでライブを敢行。 これがまたええバンドだったわ。熱い。熱い。暑苦しい。もう熱しかないわって感じ。だがそれがいい。 ぶっちゃけワタクシ最前列でノリノリでしたわ。またPAGODAの狭さが良かったね。バンドの熱を肌で感じられる距離。Zher the ZOOでやったら、多分客として観ててもここまで盛り上がれなかったと思う。 ついでに言えば、一緒にやってた助っ人メンバーからも、お客さんからもすごく愛されてる感が飛び散っていた。びっちゃびちゃだった。実際汗びちゃびちゃだったし。 ライブ観ててCLUB Queのサイトに載っている森園勝敏のインタビューを思い出した。 「お客さんがバンドを乗せるんだ」という話。多分「軽音楽」における表現というのは不完全なもので、少なくともライブにおいてはお客さんのリアクションというものがあって、初めて完成されるものなんじゃないかと思った。 クラシックのコンサートみたいに、お客さんが全員身じろぎせず、黙ってじーっと観てるのもそりゃやる側にはプレッシャーだろうけど、それがあろうとなかろうと表現の完成度ってのは多分変わらない。あちらさんはやっぱその辺で歴史の重みを感じる。 話が逸れたけど、つまり内と外が一体となったいいライブでしたって話ね。 次が音座。「クラシックのイロモノ」だそうな?ボーカルの人はpinca la trioの人。すでに泥酔している。ピアノの人はどっかで観たことある気がする。でも多分勘違い。 スタート前に店長の奥様がお子さんを連れていらっしゃったので、「子供が泣くから魔王とかやるなよ」という指示が店長から飛ぶ。が、魔王をやる(´ー`) まんまシューベルトのじゃなくて、トルコ行進曲に乗せて魔王を歌うっていう変ちくりんなアレンジ。なるほど、クラシックのイロモノね。 最初からわかってはいたんだが、ボーカルじゅんさんの酔いっぷりがヤバイ。前にpinca la trioで観た時も思ったけど、この人ちょっと躁っぽいキャラなんだよね。それが酔いによりかなり加速していたからもう・・・。唐突に笑いが止まらなくなって床をバンバン叩いたりするし。なんてフリーダムな・・・ それでいて最後は感極まっちゃってボロ泣き。歌えやしない。 ステージ終了直後に客席からでけぇ声で「バァーーーーカ!」と愛のある野次が飛ぶ。救われたね。 つまり愛されているわけです。PAGODAチームは仲いいなぁ。 続くCANVAS OF MUSICの前に、店長私情コーナー。奥様がお帰りになるということで、その前に家族で写真を撮りたいという。なんてフリーダムな・・・ ちなみに両端の2人は家族でもなんでもありません。 はい、こちらが正真正銘家族の写真。強面店長のデレデレスマイルを見よ。 で、今度こそCANVAS OF MUSIC。ここのピアノボーカルはこちらもpinca la trioの人。ベースの人は健康ランドというPAGODA出禁になってるバンドをやっていたとか。見た目とてもそんな感じには見えない。何をやったんです姉さん? でもちょっと調べてみたら先月PAGODA出てるよ。何をやったんです姉さん!? まぁ、それはさておき、音楽の方はやっぱピンカラのソングライターだけあってポップでしたな。座って揺れながら聴いた。ここまで来てやっと落ち着いた感がある(笑) で、今度は秋葉鋼鉄化倶楽部。多分PAGODA出演者の有志で結成されたメタルバンドね。ジューダスブリーフ党のイアン・夜がベースを弾いているよ(´ー`) 紅一点の下手(しもて)ギタリストは14の時からPAGODAに出入りしてて10年になるという。今では結構名のあるメタルバンドに所属して、海外ツアーとかもしているらしい。こういう人がいるとハコの人間としては嬉しいでしょうなぁ。 ちなみにこの人は「衣装代30万の男」と紹介されていた。写真だとわかりづらいけど、電飾ピカピカだったよ。 曲はあんまりわからんかったけど、多分メイデン、ジューダス、メタリカ、オジーとかやってた気がする。 ボーカルは入れ替わり立ち替わりだったが、最後に出てきた人はどう見ても店長。なんてフリーダムな・・・ しかもドッキリでいきなり打ち合わせと違う曲を演奏されてめっちゃテンパってた。なんてフリーダムな・・・ でも今日思ったんだけど・・・メタル楽しいわ。やっぱダサさを本気で楽しむってのがメタルの醍醐味だね。それにはやはりライブしかない。みんなで盛り上がれば怖くない。メタルを一歩引いた視点で冷笑するなど笑止だよ!(笑) イベントも後半に差し掛かり、次はJackin'Box。現店長と同じくらいPAGODA暦の長いバンドらしい。なのでMCでも人が知らないような店長ネタが出てきたりして爆笑を引き起こしていた。 そもそも今日の出演者はPAGODA10年選手がゴロゴロいる。オールスターな感じなんだろうね。そんな日に俺みたいな部外者が・・・ノリノリで参加しているからいいのだ。 バンドは正統派ロックンロールである。今日は何でも出てくる。OK、なんでも受け入れる。 最近の俺はロックンロールが好きだ。今もロックンロールのブッキング組んでる最中。まぁお楽しみに。 そういう変化を、歳を食って保守的になってきたとは思わない。むしろこの歳になって、やっとそういうものの魅力がわかってきたと思っている。 だからこういうバンドとの出会いは嬉しい。この界隈にロックバンドはいくらでもいるけど、ロックンロールバンドは意外と少ないのだ。 それにしても今日はみんな15分ステージなのに、ちゃあんと魅せるんだよな。PAGODA最後の日だからというテンションもあるだろうし、受け手側も全力で楽しむテンションになってるってのもある。重複するけど、そういう音楽以外の面で補完される不完全さってのは、「軽音楽」の弱点でもあるけど大きな魅力だね。 Jackin'Boxのライブが終わり、いよいよゴロバンの出番が近づいている。いそいそとセッティングする白銀の戦士たち。ジョー先生はズボンのお尻が裂けすぎて、もう前の方にまで達しそうになってるぞ!誰か繕ってあげてぇ!! が、ここでゴロバンの前に、急遽浜松からやって来た海賊、キャプテン・ジョージのステージタイムを設けることになった。おお、噂に聞いていたあの人をついにこの目で。 マキシマム・ザ・亮くんのような見た目とガラの悪い語り口。でも素は絶対腰が低そう(笑) ギター1本でアニソンを歌い、コール&レスポンスはガチ。ていうかみんなレスポンス完璧すぎ。一体どこで仕込んだ!?俺付いて行けてなかったんですけど。 ゆるくコミカルなMCには爆笑しっぱなしだった。イベント呼びたいわぁ。でもこの人こそ、ちゃんとリアクションを返せるお客さんを集めないと光らないタイプだからなぁ。呼ぶならこっちも相当気合入れてイベント打たないといけませんな。 さて、ここで仕事に行く時間が迫っていたので、なくなくゴロバンのステージを残してPAGODAを去る。 でも今月はどうせ1回休んで皆勤手当ては消滅してるから、遅刻してでも観て行くべきだったのかなぁ。いや、きっとそうだ。後になって気づいた俺はバカだ。うわあああああ! 今日は愛のある日だった。店長の出演者やお客さんに対する愛、出演者のハコに対する愛、お客さんの出演者に対する愛、それらが足し算ではなく掛け算で、むしろ乗算で発揮されていた。 冷静に振り返れば、今日の出演者を個別に、まったく別のシチュエーションで見たとしたら、多分今日ほど盛り上がれなかっただろうと思う。それだけに、こういう最高な日に出会えたことには感謝感激雨あられである。ド金欠を押して行ってよかった。チャージフリーでよかった。PAGODAありがとう! |
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3月29日、MUMU×小窓ノ王ツアーファイナルが吉祥寺のMANDA-LA2でしめやかに催された。
前日まで停電するしないの問題で、アンプラグドでやるかもやらないかもみたいな話になっていたようだが、蓋を開けてみれば無事通電、通常セットでのライブとなった。 私事ではあるが、今日は色々な意味でライブを楽しめて大変満足。 まず最初から最後まで(ついでに打ち上げまで)ずっといたこと自体がかなり久しぶり。おまけに内容的にも大変素晴らしかったので、これは是非書いておかねばと思い、筆を取ってもといキーを打っている。 1番手は小窓ノ王。観る度にデュオとしての錬度が高まっている。今日の2人の演奏からは阿吽の呼吸というものを感じ取った。 特に植村さんの技に感じ入った。「満月」~「月の砂漠」の流れの時が特に最高。手数も音量も抑えたドラミング。でも踊れる。 「満月」の中盤、ブラシでただタムをどこどこ叩いていたところ、大変に痺れた。「月の砂漠」では素手でスネアを叩いてエスニックパーカッションのような音を出していた。これも痺れた。 静かではあったが、力が入っていた。絶対に航さんの歌を殺さない、そのためのラインがきっちり引かれたプレイ。音量やテンションだけの話ではなく、繰り返しになるけど呼吸。相手の呼吸が自然と自分のプレイに反映される。そんな印象。 主と従の関係性についても併せて語りたいが、それは天国のレポを踏まえて後述。 というわけで2番手が天国。松葉杖をつき、足を引き摺ってピアノの前に座る本間太郎。何故かその姿が妙に可笑しくて笑える。あ、不謹慎発言。 1曲目は「地獄~道標」。本間くんが「地獄」を弾いている間、宮国さんはモニタースピーカーにもたれかかって、うっとりピアノに聴き入っている、ような体勢。やがてゆらりゆらりとボーカルマイクの前へ。 いざ歌い出すとやはり存在感がすごい。今日は体調もそこそこ良かったと思われる。前回のライブより断然声が出ていた。 2曲目「さっちゃん」あたりから一気にアクセル全開。笑かしてもらった。もう「さっちゃん」と「斉藤」はマジ欠かせない。面白すぎる。 打ち上げでMUMUの中根さんが「悲劇ってこんなに面白いのか」って云ってたけど、ホントそう思う。悲劇も行き過ぎると笑うしかなくなるんだよな。「さっちゃん」における躁鬱の落差はまさにマンガだし、「斉藤」は旦那を殺して楽になろうとした奥さんまでボケてしまうという救いのなさ。うーん、たまらんね。 さて小窓で触れた主と従について。 小窓ノ王と天国における役割で言うと、航さんと宮国さんが主、植村さんと本間くんが従になるだろう。だがその従における仕事の仕方は小窓と天国でかなり異なる(主も違うけど)。 繰り返しになるが、植村さんは相手の呼吸を巧みに読み取って、鏡のように航さんが強く出れば強く、抑えれば自分も抑えてプレイする。完全に従に徹しているが、見方を変えると完全に場を支配している。 対して本間くんは宮国さんを基本泳がせている。言葉が悪いな。とにかく気持ちよく踊らせてやる。その上で要所要所を締めて、宮国さんが曲からハミ出さないように気を配っているという感じ。 別にどちらが優れているとか正しいとかはないと思うが、今日の植村さんのプレイを観て、上手いというのは単にテクニックの問題じゃないんだと痛感した。状況に応じたプレイができること、必要な時に必要な所作ができるということが、本当に上手いってことなんだなと思った。 最後にMUMU。すっげー久しぶりに観たけど・・・相変わらずよくわかりませんな(笑)いや、すごいんだけどね。難しいこと平気でやってるし。いや、平気じゃないかも?珍しく本間くんが緊張した面持ちで演奏してたってのは面白い見物だったけど。 実際に生で動きも込みで聴いているとよくわかるが、音符の並びが難しいだけじゃなく、独特の「間」がMUMUの音楽の重要なファクターになっている。楽譜を見ながらとはいえ、あんな曲を弾かされるのはさぞ大変だろう。 特に細々した部分で、植村さんが本間くんの方を見ながら「おらおら、もたってんじゃねぇぞ!」と煽りながら叩いているように見えたのは気のせいか? 「まったく参っちゃうよな」みたいな表情をチラつかせながらも、ちゃんとそれに応える演奏をしている本間くんもエライわねぇ。 勝手な想像だが、MUMUは植村さんが自分の好きなように書いた曲を、持てるスキルを存分に発揮して演奏するためのバンド、なのじゃないかね。少なくとも小窓ノ王を観た直後にMUMUを観ると、そう思わざるを得ない。付き合わされる中根さんと本間くんはたまったもんじゃないが、本人たちも楽しんでやってるからいいんじゃないかね。 1番大変な割に、1番平和な雰囲気だったのがMUMUだったね。 ま、とにかく良いライブを味わえて楽しかった、ですよ。 |
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昨日のブログの続きとなる。
とにかく節電という事に関してこちらの考えが正しいのかどうか確かめる必要があったので、どうにかこうにか情報を手に入れられないかと頭を捻っていたが、一段落したところで当たり前のことに気がついた。 「東京電力に直接問い合わせればいいじゃない」 全く灯台下暗しとはこのことである。これはネット社会に浸っている者の陥りやすい罠だと思うが(単に俺が間抜けなだけかもしれないが)、なまじ色々な情報にアクセスできる手段があるものだから、時に搦め手と正門を取り違えてしまうようなことがある。 津田大介さんに電話で話を聞けたのもよくなかった。ああいうことが出来てしまったものだから、他に誰か情報を持ってそうな知識人に話を聞くことばかり考えていた。実は田中優さんにアポ取る方法を色々探し回ってたんだよね(汗) そんなわけでとにかく東京電力行って、話を聞いてきました。 で、結論としては、 こちらの立てた仮説に間違いなし! 現在関東から東北への電力融通は行っていない。そもそもそんな余裕は全くないとの事。今やっている計画停電は、100%関東の需要を満たすため。 そして電力はやっぱり作り置きが出来ないもの。故に深夜の節電にあまり意味はない(担当者は意味がないという言い方はしなかったが)。深夜帯は企業などの大口利用者も営業を終了するところが多いし、一般家庭は就寝のため電力消費が減る。だから深夜の節電にさほど神経質になってもらわなくてもいい、するなら日中に節電してもらえるとありがたい、とのことでした。 この情報を証明するような資料は残念ながら手に入らなかったが、東京電力に問い合わせれば答えてもらえます。(ちなみに俺は一応の為、ボイスレコーダーに録音しておきました) ただし電話で問い合わせるとたらい回しにされて時間がかかる可能性あり。だいぶ電話回線も落ち着いてきたとはいえ、徒に長電話をするには好ましくないので、どうしても気になるという人は、出来れば直接東京電力の窓口に行って聞いてみていただきたい。 さて、今回わかった事実を鑑みて、我々音楽を発信する側の人間が取る方策が見えてきたように思う。 まず第一に「被災地に送るために電力を娯楽などで無駄にするな」という不謹慎系クレームはそもそも事実認識が出来ていないものなので、そこは理性的に事実を述べて対処すべし。 そしてどうしても電力を多く消費するライブをやりたい場合は、オールナイト公演が現状ではベター。 多くのライブハウスが密集する都心部は、元から計画停電の対象からは外れているので、通常時間帯でもやれないことはないが、基本的に一般的なライブの時間帯(概ね19時前後から22時前後まで)は電力需要のピークと重なるし、やはり一抹の不安は拭えない。 その点、オールナイト公演の時間帯(概ね23時前後から翌5時前後まで)ならば、節電という観点のみで考えるならば全然問題なし。鉄道などの大口利用者が軒並み使用を停止しているので、10や20のライブハウスが電気を使っても供給量を上回ることは、まずあり得ないだろう。 もちろんこれでライブハウスと節電に関する問題は解決!・・・というわけにはいかない。オールナイト公演はその性質上、基本的に週末か祝前日でないと営業が成り立ちにくい。ほぼ毎日営業しているようなクラブも存在するが、それはやはりクラブとしてそういうスタイルが成立しているところのみだろう。ライブハウスが節電の為に営業時間帯を深夜に移しますと言ったところで、出演者もお客さんも激減するだけだ。 それよりもまずするべき事がある。今挙げたアイデアは、言い方を変えれば「非難をかわす」ためのものに過ぎない。 大事なのは電気を使わなくては仕事が出来ない立場にある者として、ライブハウスやエレクトリックバンドのバンドマンが、まずは自分たちのお客さんから、節電に関する正しい知識を広めていく事だ。そうやってまずは自分たちの周囲から、あらぬ誤解を招かない努力をする。そして話を聞いたお客さんが家族や知り合いにその話を伝えていくことで、音楽に全く興味のない層にまで節電に関する正しい知識が広まっていけば、これは立派な社会貢献と言えないだろうか? 昨日のブログにも書いたが、ただ自分たちの活動を認めてもらうことだけ考えても、それはだだをこねる子供と一緒だ。人より多く電気を使う分、他の点で貢献する事を考えるのが社会の一員として取るべき立場であろう。 オールナイトならあまり節電に神経質になる必要がないと言っても、ライブハウスがオールナイト公演だけで営業していくのは事実上不可能である。食べていくためにはどうしても通常の時間帯にも営業する必要があるし、アコースティック系の出演者だけでブッキングを埋めていくのも不可能に近い。規模の大小を問わなければ、東京だけで200以上もライブを出来るお店があるのだから。 大規模停電だけは絶対に防ぐという心構えを持つ事が大前提であるが、とにかく電力消費の多い形態の音楽活動と、それを発表する場としてのライブハウス、この2つの活動をある程度認めてもらわなくてはならない。その上で両者はなんらかの形で社会に還元していかなくてはならない。 その還元方法について。 昨日はエンターテイメント性のあるものが望ましいと偉そうに書いたが、結局いいアイデアはまだ浮かばない。やはりチャージやドリンク代から決まったパーセンテージを義援金(義援金に限らなくてもいいが。関東の節電は関東だけの問題なのだから)などに充てるのが現実的だろう。 後は個人的なアイデアになるが、DIY HEARTSのようなものを利用して何か出来ないだろうか? ただしこれは会社ぐるみの話になるので、俺だけではなんとも言えない。 とにかく動くべき材料を得ることが出来た。ならば動くしかあるまい。 |
